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ヴィヴィアン・ハーグナー(ヴァイオリン)
Viviane HAGNER, violin
ミュンヘン生まれのヴァイオリスト、ヴィヴィアン・ハーグナーは、その高度で知的な音楽性と情熱的な芸術性で際立った賞賛を浴びている。批評家による典型的な解説は、"落ち着きと堂々とした自信"(ザ・タイムス紙)、"背筋がぞくぞくするリサイタル、テクニックと芸術が恐ろしいほど卓越した形で披露された"(ワシントン・ポスト紙)。また、ベルリン・モールゲン・ポスト紙は"ヴィヴィアン・ハーグナーのヴァイオリン演奏は、魅惑的な経験である・・・彼女は思慮深い、そして素晴らしい演奏家である。彼女は、反射と輝きを印象的に結びつける方法を良く知っている"と書いている。

国際デビューは12歳で果たし、その翌年には、伝説的なイスラエルとベルリン・フィルのジョイント・コンサートに共演(テルアビブにて、ズービン・メータ指揮)。以来、ヴィヴィアンの演奏は深みと成熟さを増し、その内面は穏やかな舞台姿勢からも明白である。彼女は世界の主要な一流オーケストラと共演、その中には、ベルリン・フィル、シュタッツカペレ・ベルリン、チェコ・フィル、バイエルン国立管弦楽団、ライプツィヒ・ゲバントハウス管、ミュンヘン・フィル、シカゴ響、ニューヨーク・フィル、ボストン響、フィラデルフィア管が含まれる。また、アバド、アシュケナージ、バレンボイム、エッシェンバッハ、マゼール、デュトワ、シャイーなどの著名指揮者と共演している。最近、注目された主なコンサートとしては、ケント・ナガノ指揮モントリオール響とのウィーン、マドリッド公演、セミョン・ビシコフ指揮ケルンWDR響との日本ツアー、ハンブルグNDR響との公演、チューリッヒ・トーンハレ響との公演などがある。また、2009年メクレンブルク・フォアポンメルン・フェスティバルのアーティスト・イン・レジデンスに招かれた。

伝統的な協奏曲レパートリーには独特の洞察力と妙技で取り組み、反対に全く新しい、または今まであまり重要視されてこなかった、未知の音楽にも積極的に取り組んでいる。彼女が擁護する作曲家の中には、ソフィア・グバイドゥーリナ、カール・アマデウス・ハルトマン、ヴィトルド・ルトスワフスキーなどがいる。2002年、ケント・ナガノ指揮ドイチェ・シンフォニー・オーケストラ・ベルリンとともにウンスク・チン作のヴァイオリン協奏曲の世界初演を行い、その後、米国でもこの作品を演奏している。2006年にジョナサン・ノット指揮BBC響との共演でサイモン・ホルト作の新しいヴァイオリン協奏曲の初演を行ったが、終演後、サンデー・タイムズ紙の批評家は、"彼女は作品の魂を掴んだ"と評している。また、室内楽にも積極的で、ザルツブルグ・イースター音楽祭、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン、マルボロ、ラヴィニア、ニューヨークのモーストリー・モーツアルト他の著名な国際音楽祭に参加。また、アムステルダム・コンセルトヘボー、バルセロナ・パラウ・デ・ラ・ムジカ、ベルリンのコンツェルトハウス、ケルン・フィルハーモニー、ロンドンのウィグモア・ホール、ニューヨークのYホールでも演奏している。

今シーズン共演する主なオーケストラとしては、シカゴ響、セントルイス響、ギュルツニッヒ・オーケストラ・ケルン、マーラー・チェンバー・オーケストラ、スイスロマンド管、チョン・ミョンフン指揮ソウル・フィルとのソウル公演およびヨーロッパ・ツアー、NHK交響楽団などがある。また、例年同様、ロンドン・ウィグモア・ホール、パリ・オルセイ・ミュージアム、ワシントン・ケネディ・センター、東京・紀尾井ホールなど世界の主要ホールでのリサイタルも数多い。

CD録音においては、2007年にソロ・アルバムがリリースされ、最近、ケント・ナガノ指揮モントリオール響とのウンスク・チンのヴァイオリン協奏曲がリリースされた。また、ハイペリオン・レーベルによりヴュータンのヴァイオリン協奏曲4 & 5番がレコーディングされ、2010年春にリリースが予定されている。

ヴィヴィアン・ハーグナーは、日本音楽財団の厚意により、1717年製作のストラディバリウス「サセルノ」を借り受け、演奏している。

2009年7月


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