News

2025.05.03

竹澤恭子 第78回中日文化賞受賞

この度、ヴァイオリン奏者の竹澤 恭子が ”クラシック音楽の女性演奏家として世界的な活躍" を行なっているとして「第78回中日文化賞」を受賞しました。
これは、1947年に日本国憲法の施行を記念して創設されたもので、日本国の中部地区在住・出身等ある者が学術・芸術・文学・宗教その他一般に優れた文化的業績を残したと認められた時に授与されるもので、竹澤は愛知県大府市出身であることと、世界的な活躍を行なっていること、並びに大府市で長く学校訪問コンサートを行なっていることが認められ、受賞に繋がりました。
過去の同賞受賞者には、棋士の藤井聡太氏(第77回)、スズキ・メソードの奏者である鈴木鎮一氏(第3回)、オーケストラ・アンサンブル金沢(第49回)IPS細胞の技術を確立した山中伸弥氏(第61回)ら著名な方・団体が名を連ねており、竹澤自身も今回の受賞をとても光栄と言っております。

引き続き、ヴァイオリン奏者、竹澤恭子の活躍にご期待ください!


**********
竹澤恭子 (ヴァイオリン) Kyoko Takezawa , violin

3歳からヴァイオリンを始め、桐朋女子高校音楽科在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、併せてレウカディア賞、黒柳賞を受賞。1986年第2回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾る。以来、“世界のKYOKO TAKEZAWA”として国際的スターダムを昇り続けている。
 これまで、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、フィラデルフィア管、モントリオール響、ロンドン響、モスクワ放響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、バンベルク響、バイエルン放響、リヨン管、フィンランド放響、ローマ・サンタ・チェチーリア管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など、世界の主要オーケストラと共演。指揮者では、クルト・マズア、ズービン・メータ、レナード・スラットキン、シャルル・デュトワ、リッカルド・シャイー、ケント・ナガノ、クリストフ・エッシェンバッハ、ヘルベルト・ブロムシュテット、小澤征爾らと共演している。

 2011年フィルハーモニア管弦楽団のスペインツアー、2012年ヘンゲルブロック指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団の日本公演で共演、2014年には東京フィルハーモニー交響楽団100周年記念ワールドツアーのソリストを務め、高い評価を得た。2018年シーズンはデビュー30周年を迎え、各地でリサイタルツアーを成功させた。
 また、才能教育研究会で学んだ経験を生かし、教育活動とともに、メニューイン、ロン=ティボーなど国際コンクールの審査員も数多く務める。アスペン、ルツェルン、水戸室内管弦楽団、セイジオザワ松本フェスティバル、別府アルゲリッチ音楽祭への参加など、世界的な音楽祭にも出演を重ね、協奏曲、室内楽、リサイタルと幅広く活躍。CDは、RCAレッド・シールより多数リリース。
 第3回出光賞、愛知県芸術文化選奨文化賞、第78回中日文化賞を受賞。
 使用楽器は、1724年製アントニオ・ストラディヴァリウス。
 現在、東京音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授。

ページトップへ