上岡敏之(指揮)
Toshiyuki KAMIOKA、Conductor
上岡敏之は、2004/05年のシーズンより、ヴッパータール市の音楽総監督として、オペラ、コンサートの両面において、大きな成功を収め、彼の高い音楽性と、きめ細かい解釈が、マスコミと聴衆双方に絶賛された。2007年10月には手兵を率いて日本ツアーを行い、その成果を披露した。2009/10年シーズンからは、ヴッパータール響の首席指揮者を継続しつつ、ザールブリュッケン市にあるザールランド州立歌劇場の音楽総監督に転進、更なる活躍が期待されている。
上岡は、東京生まれ。東京芸術大学で、指揮、作曲、ピアノ、そしてヴァイオリンを並行して学んだ。1982年、名誉ある安宅賞を受賞。2年後には、ロータリー国際奨学生として、ハンブルク音楽大学に留学し、クラウスペーター・ザイベルに指揮を師事。キール市立劇場のソロ・コレペティトール、およびカペルマイスターとして、歌劇場でのキャリアをスタートさせた。1992年から1996年まではエッセンの市立アールト劇場の第一カペルマイスターを務め、その後、8年間にわたり、ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽総監督として、成功を収めた。
1998/99年のシーズンより、ヘアフォートの北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も歴任した。また、バンベルク交響楽団、ケルン放送交響楽団(WDR)、中部ドイツ放送交響楽団(MDR)、バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、オランダ交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など、国内外で数多くのオーケストラに客演。2008年6月には、新国立劇場においてヴェルディ作曲「椿姫」を、11月には、日生劇場においてモーツァルト作曲「魔笛」を指揮し、絶賛を博した。
レコーディング活動においては、2007年にコロムビアムージックエンタテインメント(旧クリエイティヴ・コア)からチャイコフスキー「悲愴」、ブルックナー交響曲第7番のCDがリリースされた。更には、2010年4月からは、R.シュトラウス「家庭交響曲」、シューマン交響曲第4番他、ワーグナー管弦楽曲集のCDをリリースすることになっている。
後進の育成にも力を注いでおり、1999年から2000年まではドイツ音楽協議会の指揮者フォーラムを主宰。ハンブルク音楽大学では室内楽と伴奏の講師を務め、2000/01年には、フランクフルト音楽大学のオペラクラスの代理教授を引き受けた。2004/05年の冬学期からはザールブリュッケン音楽大学の指揮科正教授の要職にある。
2007年6月、第15回渡邊暁雄音楽基金 音楽賞・特別賞を受賞。
(2010年3月現在)
Topに戻る
|
|