アレクサンドル・タロー(ピアノ)
Alexandre Tharaud, piano
Biography
アレクサンドル・タローは25年に及ぶキャリアを通じ、クラシック音楽界における唯一無二の地位を築き、フレンチ・ピアニズムの担い手として活躍している。クープラン、バッハ、スカルラッティからモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ブラームス、さらにラフマニノフや20世紀の著名フランス人作曲家にいたる幅広いレパートリーを録音したソロ・アルバムは25枚を超え、そのほとんどが主要音楽専門誌の賞に輝いている。
また、演劇制作者、ダンサーなどクラシック音楽以外のジャンルの音楽家たちとのコラボレーションを通じて、多彩な芸術的試みにも挑んでいる。
ソリストとして、最近ではバイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フィラデルフィア管など世界の一流オーケストラと共演。世界の主要なコンサートホールでのリサイタルも多い。
エラート・レコーズと専属レコーディング契約を結び、活発なレコーディングを行っている。
2017年、ピアニストとしての自らの日常生活を興味深く語った著書『Montrez-moi vos mains』を出版。2021年、フランスの音楽大賞ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク・クラシックより、インターナショナル・ソリスト・オブ・ザ・イヤー賞を授与された。2022年には映画音楽を特集した『シネマ』と題するCDをリリースし、2023年は4手プロジェクトに挑むなど、視野の広い活動を精力的に展開している。