チェリスト　アントニオ・メネセスは、8⽉3⽇(土)スイスのバーゼルにて安らかに永眠いたしました。
享年66歳。死因は膠芽腫でした。
故⼈が⽣前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせいたします。

1982年にチャイコフスキー国際コンクールで優勝して以来、カラヤン指揮のベルリン・フィルを始め、世界の一流オーケストラと共演。
日本にも度々来日し、ソリストとしてだけでなくマリア・ジョアン・ピリスとのデュオツアーでも絶賛を博し、昨年の来日では、東京と大阪でオーケストラと共演するなど、元気な姿を見せていましたが、これが最後の来日となってしまいました。
今年6月に病気を診断されてからは演奏活動を休止。その後は、治療に専念していました。