Concert Information

シェレンベルガー&アナ・シュース デュオ・コンサート

北山クラシック倶楽部2023 KITAYAMA Classic Club Series 2023
シェレンベルガー&シュース デュオ・コンサート
Schellenberger & Süss Duo Concert

 カラヤン&アバド時代のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で首席オーボエ奏者を務めあげたシェレンベルガーと、同団でゲスト・ハープ奏者を務めるシュース。バロック音楽からロマン派等の名作を、オーボエとハープのデュオでの編成だけでなく、それぞれのソロも交えてお贈りいたします。世界第一線で活躍し、夫婦でもある二人の極上のデュオをご堪能ください!

2024年2月3日(土)14:00開演(13:30開場)

京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ

<プログラム>

C.P.E バッハ:ソナタト短調 Wq. 135 (オーボエとハープ編)
J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013 (オーボエ編)
ルイ・シュポーア:幻想曲 ハ短調 作品35(ハープ・ソロ)
J.S. バッハ : ソナタ ハ長調BWV1033(オーボエとハープ編)
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サン=サーンス オーボエ・ソナタ ニ長調 op. 166(オーボエとハープ版)
B.ブリテン:オウィディウスによる6つのメタモルフォーゼ op. 49         
フォーレ:即興曲 Op. 86(ハープ・ソロ)
A.パスクッリ:ベッリーニへのオマージュ(コールアングレとハープ編)

<programme>
C.P.E.Bach: Sonata in g-minor Wq 135 for oboe and harp
J.S.Bach :Partita in g-minor BWV 1013 for oboe solo
Louis Spohr: Fantasie c-minor op.35 for harp solo
J.S.Bach :Sonata in C Major BWV 1033 for oboe and harp
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C.Saint-Saens:Sonara op.166 for oboe and harp
B.Britten:6 metamorphoses after Ovid op.49 for Oboe solo
Gabriel.Faure:Imprumptu in D-flat-major op.86 for harp Solo   
Antonino Pasculli :Ommagio a Bellini for cor anglais and harp
<出演>
[オーボエ]ハンスイェルク・シェレンベルガー
[ハープ]マルギット=アナ・シュース
<artists>
Hansjörg Schellenberger, Oboe
Margit-Anna Süss, Harp
<入場料>

全席指定 一般 5,000円
<tickets>

All Seats reserved:5,000yen
<チケットお申込み> 
[発売日]会員先行 10月7日(土曜日)/一般 10月14日(土曜日)

●京都コンサートホール・チケットカウンター 
 075-711-3231(10:00~17:00/第1・3月曜休館 ※休日の場合はその翌平日)
 オンラインチケット購入(24時間いつでも購入可能)

●イープラス eplus.jp
●ロームシアター京都・チケットカウンター 
 075-746-3201 (10:00~17:00/年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)

主催・お問合せ:ヒラサ・オフィス 03-5727-8830(平日10:00~17:00)

*都合により曲目等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

Profile

ハンスイェルク・シェレンベルガー(指揮、オーボエ)
Hansjörg Schellenberger, conductor & oboe

 1948年生まれ。大変な音楽好きの両親の元で育ち、早くから音楽に強い興味を持った。13歳からオーボエを始め、その後、ミュンヘンとデトモルトにおいてオーボエ、指揮法、そして数学を勉強。ミュンヘンのARDコンクール(1972)を含む主要な音楽コンクールで入賞後、1971年にケルン放響のオーボエ奏者となり、1975年から1980年まで同団のソロ・オーボエ奏者を務める。1977年からカラヤン指揮ベルリン・フィルにエキストラとして参加するようになり、1980年1月から2001年夏までベルリン・フィルのソロ・オーボエ奏者を務める。退団後は、指揮者、ソリストの仕事を中心に活躍している。
 これまでにソリストとして、カラヤン、ジュリーニ、アッバード、ムーティ、レヴァインなどの著名な指揮者と共演。室内楽奏者としては、アンサンブル・ウィーン=ベルリンを中心に多彩な活動を展開。また、1991年にはハイドン・アンサンブル・ベルリンを設立、芸術監督を務めた。
 1994年から本格的な指揮活動を開始、これまでにザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル、カメラータ・ザルツブルク、エルサレム交響楽団、ムニシパッド・マドリード管弦楽団、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管弦楽団、ローマ・サンタチェチーリア管弦楽団、NHK交響楽団、日本フィル、東京フィル、読響、名古屋フィル、京響、関西フィル、札響、岡山フィル、兵庫芸術文化センター管などを指揮している。2012年、2016年には、カメラータ・ザルツブルクを率いて日本ツアーを行い絶賛された。2013年度から2023年3月末まで岡山フィルの首席指揮者、2021/22 シーズンよりベルリン交響楽団の首席指揮者に就任した。

 マドリッドのソフィア高等音楽院で教授、また、3年に1回開かれる国際オーボエコンクール・東京の審査委員長を1994年より務めている。
 CDの録音は50枚以上にのぼり、ドイツ・グラモフォン、デンオン、ソニー・クラシカル、オルフェオといったレーベルからリリースされている。1997年からは、妻とともに自身のCDレーベル“カンパネラ・ムジカ”を設立し、ベルリン・フィルの仲間たちにも参加してもらい、多くの録音をリリースしている。

■マルギット=アナ・シュース(ハープ)
Margit-Anna Süss, Harp

 マルギット=アナ・シュースは、ソリスト・室内楽奏者そして教育者として、国際的に活
躍している。フランクフルター・アルゲマイネ紙では「当初から彼女の演奏はエレガント
で、その旋律性は明確であり、洗練されたダイナミクスを感じさせていた」、南ドイツ新
聞では「彼女は完全に習熟した技術をもって演奏する」と評される。
 特筆すべきはシュースが伝説的な仏ハーピスト ピエール・ジャメ(1893-1991)に2年間
師事したことであろう。ジャメはかつてラヴェルやドビュッシーと一緒に仕事をおり、実
際ドビュッシーの作品に寄与したことでも知られている。
20歳のとき、自らの意思でオーディションを受けるためハンブルグに赴き、その場でNDR
エルプフィルハーモニー管弦楽団の首席ハーピストとして迎えられた。また、ホルスト・
シュタインに誘われ、バンベルグ響の東南アジアツアーに参加。その後も同響のゲスト・
ハーピストを務めたほか、カラヤン、アバド、ラトルらが指揮するベルリン・フィルに10
年以上にわたりゲストとして招かれた。
 ドイツ・グラモフォンから発売されたアンサンブル・ウィーン=ベルリン、仏女優カトリ
ーヌ・ドヌーヴとともにフランス印象派作曲家の作品を録音したCD「ピリティスの歌」が
Grand Prix du Disqueを獲得。最近では、シューベルトのピアノ曲「4つの即興曲」をハ
ープで演奏したCDを発表。Intermediate string-stopping奏法を用いながら、ピアノ曲とし
て名高いこの作品を見事にハープで演奏し、高い評価を得た。また世界各地でマスターク
ラスを開催。その中にはヘルシンキ、マンチェスター、サンクトペテルブルク、東京など
も含まれている。2017年からはグラーツ国立音楽大学で教授を務めている。
 長年取り組んできたドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」を収録、2022年秋に
G.Henle Verlagより発売された。シュースは同作品をオリジナルスコアに忠実に演奏して
おり、原点回帰を果たした。
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