Concert Information

アレクサンドル・タローが描く エリック・サティの世界

つかめそうでつかめない 空を舞う、ことばと音楽
 ユニークなアプローチで唯一無二の世界を築くフランス人ピアニスト、アレクサンドル・タロー。そのタローが本国フランスをはじめヨーロッパ各国で公演をしてきた特別企画「エリック・サティの世界」を、いよいよ日本初披露します。
 フランスを代表する作曲家の一人であり、”音楽会の異端児”としても知られるエリック・サティは、「梨の形をした3つの小品」「ひからびた胎児」など奇妙キテレツな題名の作品が多いことでも有名ですが、詩や著作も数多く残しています。
 今回の企画では、サティの音楽と文学をタロー独自の視点で組み合わせ、サティの魅力により深く迫る舞台作品をお届けします。
 音楽は、タローによるピアノと、タローが信頼を寄せ共演を重ねるフランス人テノール歌手ジャン・ドゥルスクルーズによる歌で、本場フランスの薫りまでお届けできることでしょう。サティ自らが著したことばは、五十路のサティに扮する俳優・鬼倉龍大が日本語で語ります。
 100年の時を超えてエリック・サティに出逢う、またとない機会!風変わりな男のおしゃべりにどうぞお付き合いください。

2023年10月17日(火)19:00開演(18:30開場)

フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

<登場する曲目(予定)>

エリック・サティ:
【ピアノ曲】
ばら十字団のファンファーレより/ひからびた胎児/グノシエンヌ第1番、3番、5番/ばら十字団の最初の思想/ジムノペディ第1番
【歌曲】
男寡/3つのメロディ(青銅の像、伊達男、帽子屋)/潜水人形より/エンパイア劇場のプリマドンナ/いいとも、ショショット
<出演>

アレクサンドル・タロー(ピアノ)
ジャン・ドゥルスクルーズ(テノール)
鬼倉龍大(語り/エリック・サティ役)
<artists>

Alexandre Tharaud, piano
Jean Delescluse, tenor
Ryudai Onikura, actor
<入場料>

S席:6,000円 A席:5,000円
<tickets>

S: 6,000yen / A: 5,000yen
<チケットお申込み> ●7/9(日)11:00~一般発売

フィリアホールチケットセンター 
045-982-9999 (営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
www.philiahall.com (24時間オンライン予約)
主催:ヒラサ・オフィス
共催:フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

*曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
*未就学児の入場はお断りいたします。
*青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
*車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
*チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等におけるチケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。

Profile

■アレクサンドル・タロー (ピアノ)
Alexandre Tharaud, piano

アレクサンドル・タローは25年に及ぶキャリアを通じ、クラシック音楽界における唯一無二の地位を築き、フレンチ・ピアニズムの担い手として活躍している。クープラン、バッハ、スカルラッティからモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ブラームス、さらにラフマニノフや20世紀の著名フランス人作曲家にいたる幅広いレパートリーを録音したソロ・アルバムは25枚を超え、そのほとんどが主要音楽専門誌の賞に輝いている。
また、演劇制作者、ダンサーなどクラシック音楽以外のジャンルの音楽家たちとのコラボレーションを通じて、多彩な芸術的試みにも挑んでいる。
ソリストとして、最近ではバイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フィラデルフィア管など世界の一流オーケストラと共演。世界の主要なコンサートホールでのリサイタルも多い。
エラート・レコーズと専属レコーディング契約を結び、活発なレコーディングを行っている。
2017年、ピアニストとしての自らの日常生活を興味深く語った著書『Montrez-moi vos mains』を出版。2021年、フランスの音楽大賞ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク・クラシックより、インターナショナル・ソリスト・オブ・ザ・イヤー賞を授与された。2022年には映画音楽を特集した『シネマ』と題するCDをリリースし、2023年は4手プロジェクトに挑むなど、視野の広い活動を精力的に展開している。
■ジャン・ドゥルスクルーズ(テノール)
Jean Delescluse, tenor

1992年、リヨンにあるアトリエ・リリックにてデビューを飾り、以後リヨン国立歌劇場で活躍。オペラでは、オッフェンバック、ラヴェル、ベルリオーズ等、主にフランス作品に出演し、フランスのみならずドイツ、イタリア、カナダ等での舞台や音楽祭にも招かれる。バッハの受難曲ではエヴァンゲリストを務め、ヨーロッパのバロック音楽界において、マルク・ミンコフスキ、ウィリアム・クリスティ、ジェラーヌ・レーヌらと共演するなど、定期的な活動を続けている。特にジャン=クロード・マルゴワールとは10年にわたり共演を続けた。
1997年よりアレクサンドル・タローと共にエリック・サティ、マックス・ジャコブ、レーモン・クノー、フランシス・プーランク等を用いたフランス作品の公演を欧米各地で開催している。
2018年よりフランス・ドローム県でのサウ・シャンテ・モーツァルト・フェスティバルのディレクターを務める。
■鬼倉 龍大 (俳優)
Ryudai Onikura, actor

1994年生まれ、福岡県出身。
アマチュアボクサーとしても活躍し、2019年全日本ボクシング選手権兼東京五輪最終選考会で準優勝を果たして引退。
2020年から俳優として、中国映画「我們永不言棄」でデビュー。
2022年はフジテレビ「テッパチ!」、TBS「クロサギ」など連続ドラマに9本出演し、今注目される若手俳優のひとり。

ページトップへ