Instrumentalists

イノン・バルナタン(ピアノ)
Inon Barnatan, piano

Biography

 「同世代で最も称賛されているピアニストのひとり」(ニューヨークタイムズ紙)イノン・バルナタンは、その「類まれな感性」(ザ・ニューヨーカー誌)と「非の打ちどころのない音楽性とフレージング」(フィガロ誌)により、「洗練された、緻密で、確かな伝達力を持つ、鍵盤楽器の真の詩人」(イブニング・スタンダード紙)と、世界中で高く評価されている。

ソリストとしてバルナタンは多くの世界一流オーケストラ、指揮者と定期的に共演している。2022-23年シーズンのハイライトとしては、ロサンジェルス・フィル、フィラデルフィア管、ボストン響、アトランタ響、サンディエゴ響、オーランド・フィル、ミルウォーキー響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、ロイヤル・ストックホルム・フィル、オークランド・フィルなどとの共演が挙げられる。さらにロンドン、カンザスシティ、アスペン、サンタフェでソロ・リサイタル、アメリカ各地の音楽祭で室内楽演奏が予定されている。
2014年から2017年には、ニューヨーク・フィルの初代アーティスト・イン・アソシエーションを務めた。これまでにシカゴ響、クリーヴランド管、ボストン響をはじめとするほとんどのアメリカの主要オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、東京都響、ロンドン・フィル、ヘルシンキ・フィル、香港フィル、ロイヤル・ストックホルム・フィルなどと共演。アカデミー室内管弦楽団とは自らの弾き振りにより複数回の全米ツアーを行っている。

室内楽奏者としても活躍するバルナタンは、米国内有数の音楽祭であるカリフォルニアのラホヤ音楽祭の音楽監督を務めている。現代音楽にも情熱をもって取り組んでいるバルナタンは、多くの現役作曲家に作品を委嘱、演奏しており、トーマス・アデス、セバスチャン・カリアー、アヴナー・ドーマン、アラン・フレッチャー、ジョセフ・ホールマン、アラスデア・ニコルソン、アンドリュー・ノーマン、マティアス・ピンシェール等の新作の初演を手掛けている。

バルナタンの数々の定評ある録音には、アラン・ギルバート指揮アカデミー室内管弦楽団との共演でペンタトーンに録音した2枚組のベートーヴェンピアノ協奏曲全集がある。また、サンタフェ室内楽音楽祭でのメシアン「峡谷から星へ」がライブ録音でリリースされているが、演奏時間90分に及ぶこの傑作で、バルナタンは非常に難度の高いピアノソロを披露している。2015年にはアリサ・ワイラースタインとの共演でラフマニノフとショパンによるチェロ・ソナタ全集をデッカ・クラシックスからリリースし、広く欧米諸国で高い評価を受けた。最新版としては、ラフマニノフ作品による作曲家の生誕150周年記念アルバムがある。
 日本では、2016年1月、アラン・ギルバート指揮/都響に招かれ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏。その結果、2017年4月にも招かれ、東京と大阪でラフマニノフのパガニーニ狂詩曲を共演。2014年春には、東京・春・音楽祭に招かれ、2025年3月には、オスモ・バンスカ指揮/東響定期の出演も決まっている。

イノン・バルナタンは1979年、テルアビブに生まれた。3歳の時に両親が彼の絶対音感に気づき、ピアノを始めた。11歳でオーケストラデビューを果たす。彼が音楽を学ぶ過程には、20世紀を代表する名ピアニストや指導者たちとの関わりがあった。最初にロシアの巨匠ハインリヒ・ノイハウス門下のヴィクトル・デレビアンコ教授に師事し、その後1997年にロンドンに移り、王立音楽院でクリストファー・エルトン並びに伝説的ピアニスト、アルトゥール・シュナーベルの薫陶を受けたマリア・クルチオに師事した。故レオン・フライシャーもまた彼に大きな影響を与えた教師であり指導者であった。

www.inonbarnatan.com. 

Schedule

2024年
■4月13日(土)15:00 会場:Halle Runde(名古屋)
イノン・バルナタン ピアノリサイタル

■4月15日(月)19:00 会場:ザ・フェニックスホール(大阪)
イノン・バルナタン(ピアノ)

■4月17日(水)19:00 会場:東京文化会館 小ホール
東京・春・音楽祭 イノン・バルナタン リサイタル


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