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相沢吏江子 (ピアノ)
Rieko AIZAWA, piano
宝塚市生まれ。
5歳よりピアノを始め、大里安子、後に桐朋学園子供のための音楽教室で山田朋子に師事。1986年第40回日本学生音楽コンクール小学校の部で全国第1位受賞。

88年内田光子の推薦により、カザルスホールのオープニングシリーズにおいて、A.シュナイダー指揮ブランデンブルク・アンサンブルと共演。同年夏、同氏の熱い推挙により、室内楽のメッカ〈マールボロ音楽祭〉に史上最年少で参加する。さらには、ケネディーセンターとカーネギーホールで、ソリストとしてアメリカ・デビューを飾り、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストの両紙に高く評価された。翌年、カーティス音楽院に留学し、M.ホルショフスキーの最後の弟子となる。94年ラフマニノフ賞を得て卒業後、ジュリアード音楽院大学院に進みP.ゼルキンに師事、96年修士課程修了。この間、ニューヨークのリンカーンセンター、ボストンのシンフォニーホール、シカゴのオーケストラホールでも演奏、又ニューヨークのモストリー・モーツァルト、シカゴのラヴィニア、フランスのエヴィアン、スイスのルツェルン等の音楽祭にも招待される。

これまでにウィーン室内管、イギリス室内管、サンフランシスコ響、セントルイス響、セントポール室内管などと共演している。室内楽ではグァルネリ弦楽四重奏団との共演他、現在はアミリア・ピアノトリオ、デュオ・プリズムのメンバーとしても活動を広げる。2001年のドイツ・ドレスデンでのベートーヴェン・シリーズのリサイタルでは「彼女の出す、優美なコントラストと細部まで満たされた演奏に、息を飲んで聞き入った」と地元紙の賞賛を得た。03年9月10日に、ズッカーマンが中心になって行われたニューヨーク、グラウンド・ゼロの聖ピーター教会での、テロのためのベネフィット・コンサートへの出演、国連での演奏、度々行っている現代曲の世界初演、ニュージャージー州立ラトガー大学でのベートーヴェンのソナタ全曲チクルスなど、着々とそのキャリアを積み重ねている。

日本では97年1月小澤征爾指揮新日フィルと共演、同年秋にはカザルスホールの10周年記念として本格的なデビュー・リサイタルを行う。03年9月からの3年連続での企画では、偉大な作曲家にスポットを当て、同時にそれぞれとゆかりある現代作曲家にオマージュのコンセプトで委嘱し、それらの新曲を古典の作品と組み合わせるいう、二つの時代が調和された中で新しい作曲家像を描くリサイタル・シリーズ「プリズム」を始め、話題を呼んだ。その第1回ではベートーヴェンをとりあげ、西村朗の新作「夜の呪文」を、2回目のブラームスでは猿谷紀郎の新作「錯覚 しかし 自由にしかし楽しく」を、最後はシューマンのプログラムの中で、D.コールマンの「ナイト・シンギング」を世界初演した。また、栗東芸術文化会館さきらの「レコーディング&コンサート」企画の第一弾として、スクリャービンとショスタコーヴィチの「24のプレリュード」を録音。ソロ・アルバムデビューCDとしてアルトゥス・ミュージックから05年にリリースされ、音楽誌上で高い評価を得た。06年には、モーツァルトのピアノソナタ全18曲をシカゴのWFMTラジオ局、ファツィオリ社の協賛で生演奏でラジオ放送のために演奏。07年の秋は、ハンス・グラフ指揮でセント・ポール室内管とサリエリの協奏曲を自らのカデンツァで演奏し絶賛されるなど、普段あまり取り上げられることのないレパートリーにも積極的に取り組んでいる。

演奏活動のかたわら、04年秋よりコネチカット大学で後進の指導にあたり、またウィスコンソン州の音楽祭で音楽監督も務める。現在、ニューヨーク在住。


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