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アンドレア・バッケッティ(ピアノ)
Andrea Bacchetti, piano

Biography

 2012年夏、札幌で行われたPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に指揮者ファビオ・ルイジの強い推薦で登場したアンドレア・バッケッティは、PMFオーケストラとモーツァルトのピアノ協奏曲第17番を、教授陣とモーツァルトのピアノと木管のための五重奏曲とピアノ四重奏曲 第2番を演奏し「バッケッティは天才的ピアニストだ」と驚きをもって迎えられた。
 その反響から2014年7月に初めてのリサイタルツアーが実現し、J.S.バッハとモーツァルトの演奏で高い評価を得た。

 イタリア リヴィエラ海岸、レッコに生まれる。
 幼少期から、カラヤン、ホルショフスキ、ベリオといった芸術家から薫陶を受ける。特にカラヤン、ベリオとの関係は特筆すべきものがあり、バッケッティの才能に感銘を受けたカラヤンがベルリン・フィルとのリハーサルに招き入れたほどである。また、ベリオとは彼が亡くなる2003年まで緊密な関係を持ち、ベリオ監修のもと録音を行った。
 11歳でクラウディオ・シモーネ指揮、イ・ソリスティ・ヴェネティとミラノで共演し、デビュー。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学、パリ国立高等音楽院、ジェノヴァのニコロ・パガニーニ音楽院で学び、イモラ国際ピアノ・アカデミーでは、フランコ・スカラに師事する。1996年にプレミオ・ヴェネツィア・コンクールで優勝、2006年ウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールでも入賞し、受賞歴も数多い。
 これまでに、ミラノ、ローマを初めとするイタリア国内はもとより、パリ、ロンドン、ベルリン、ライプツィヒ、東京などの世界主要都市でリサイタルを開催。ザルツブルク音楽祭を含む多くの音楽祭からも数多く招かれている。
 録音はイタリア・ソニーを中心に数多く行っており、2014年ソニー・クラシカルよりJ.S.バッハの「鍵盤作品全曲録音チクルス」、「フランス組曲(全曲)」が続けてリリースされ話題となった。2016年5月にはその第3弾となるJ.S.バッハの「ピアノ協奏曲全集」をリリース。気心知れた名門RAI国立交響楽団の弦楽アンサンブルを弾き振りしている。また、バッハのインヴェンションとシンフォニアのCD(DYNAMIC社)では、2011年4月のBBCミュージック・マガジンで“Discs of the Month(月間最優秀賞)”に選ばれている。

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Discography

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